身長

身長と筋肉

身長を伸ばすためには、筋肉を増やす必要があります。

成長期に筋肉を付けると背が伸びないと言われてきました。筋肉が骨の成長を阻害すると考えられているからです。

ハードな筋力トレーニングで筋肉量を増やす事は逆効果になりますが、ある程度の筋肉の発達を促す事は大事。

事実、身長が高い子どもは筋肉量が多い事が分かっています。

 

身長と筋肉量の関係

スポーツドクターである松田先生の研究結果を参考にお話しします。

除脂肪体重とは、(体重ー脂肪の量)であり、ほぼ筋肉だと考えて下さい。

傾向として、身長が高いほど筋肉量が多い事が分かります。

 

 

*グラフの傾きから、身長が1cm伸びるには、男性0.86kg、女性0.54kgの除脂肪量増加が必要と考えれらます。

 

身長と除脂肪量の経過

身長がいつまで伸び続けるかの指標としても、除脂肪量は用いる事ができます。

下の図からも、除脂肪量が増え続ければ、身長も伸び続けています。身長が伸びなくなると、除脂肪量も増えにくくなります。

このことから、除脂肪量を伸ばし続けることで、身長も長い期間で伸ばす事が可能だとも考えられます。

体重を計測しても、脂肪が増えたのか、水分が増えたのか、筋肉が増えたのか分かりません。身長で大事なのは、筋肉量が増えているかを判断する事です。

 

身長を伸ばす筋肉の増やし方

成長とともに筋肉を増やすためには、エネルギーが必要です。

縦(身長)と横(筋肉)を同時に増やすので、相当なカロリーが必要になります。「食べる子は育つ」は正解で、小食の子どもは身長が低くなる事も分かっています。

筋肉を意識して増やす時期は、成長期のフェーズⅢとなります。カロリー依存的に身長が伸び続けるフェーズⅡでは、筋肉を意識する必要はありません。

1.十分な栄養を補給する

フェーズⅢでは、少しでも身長が伸びる時期を長くするために、筋肉量を増やし続けます。そのためには、食事が大事。

筋肉が増えている間は、脳が身長を伸ばしても良いと認識して、成長ホルモンが盛んに分泌されます。筋肉が増える状態とは、エネルギーや栄養が十分に足りてる状態でもあるので、身長を伸ばすためのカロリーに充てる事ができます。

栄養が不足すると、筋肉も増えにくいため、脳が成長より生きる事を優先しようとスイッチするので、身長や筋肉の成長が止まってしまいます。

まずは栄養をしっかり見直しましょう。

 

2.下肢の筋肉を増やす

身長1cmに対して男性0.86kg、女性0.54kgの除脂肪量を目標に増やします。

意識して欲しいのは、体幹と下肢の筋肉です。上肢の筋肉量は、身長にあまり影響しません。

筋肉を増やすには、ある程度のトレーニングが必要です。しかし、負荷の掛けすぎは良くない。

ランニングなどの有酸素運動を摂りいれながら、脂肪も同時にコントロールしていきます。

 

 

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