小学生でもコレステロールに注意すべきなのでしょうか?
今回は子どものコレステロールについてみていきたいと思います。
コレステロールとは?
そもそもコレステロールとはどのようなものなのでしょうか?
コレステロールは、肝臓で作られるワックス状の脂肪のような物質です。コレステロールは細胞膜を作るのに役立ち、エストロゲンやテストステロンなどのホルモンやビタミンDを作るのに使われます。
ほとんどの親は、コレステロールが子どもにとってどのような意味を持つかについて考えることはないでしょう。しかし、心臓病のルーツは子ども時代にあることもあります。ですから、子どものコレステロール値が高いと、大人になってから心臓病や脳卒中になる可能性が高くなるのです。
コレステロールはどこから来るの?
体に必要なコレステロールはすべて肝臓で作られます。しかし、コレステロールは私たちが口にするいくつかの食品からも摂取されます。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品は、肝臓でのコレステロールの産生を増加させる可能性があります。
動物由来の以下の食品には、コレステロールが含まれています。
- 卵黄
- 肉類
- 鶏肉
- 魚介類
- 乳製品(牛乳、チーズ、アイスクリームを含む)
野菜、果物、穀物などの植物性食品には、コレステロールは含まれていません。
コレステロールにはどのような種類がありますか?
血液中のコレステロールは、それ自体では体内を移動しません。タンパク質と結合して血液中を移動します。コレステロールとタンパク質が一緒に移動するものをリポタンパク質と呼びます。
低密度リポタンパク質(LDL)と高密度リポタンパク質(HDL)は、ほとんどの人が聞いたことがあるリポタンパク質です。
低密度リポタンパク質は「悪玉コレステロール」と呼ばれ、動脈の壁に蓄積されます。血液中のコレステロールやその他の物質がプラークを形成します。プラークが蓄積すると、血管が硬くなったり、狭くなったり、塞がったりします。プラークがあると、血栓ができやすくなります。血栓は狭くなった動脈を塞ぎ、心臓発作や脳卒中を引き起こす可能性があります。
動脈硬化は、脳、腸、腎臓などの重要な臓器への血流を減少させることにもつながります。
高密度リポタンパク質、つまり「善玉コレステロール」は、動脈から肝臓にコレステロールを運びます。肝臓では、コレステロールが分解され、体外に排出されます。
LDLが高く、HDLが低いと、心臓病のリスクが高まります。
コレステロールを下げる5つの方法
ではコレステロール値が高い場合、どうすれば良いのでしょうか?
まず、自分のコレステロール値をチェックし、もし高ければ、子どものコレステロール値も調べてもらいましょう。
ここでは、子どものコレステロールをコントロールするための5つの方法をご紹介します。
- 心臓によい食事を心がけましょう。
– 野菜、果物、全粒穀物
– 赤身の肉、鶏肉、魚、ナッツ類、豆類、大豆製品
– 無脂肪または低脂肪の牛乳・乳製品
– 魚、ナッツ類、植物油に含まれる健康的な脂肪分 - 砂糖の入った飲み物や食べ物は控える。
- 栄養成分表示を読み、コレステロールや飽和脂肪酸、トランス脂肪酸を制限する。
- 十分な運動を奨励する。運動は血液中のHDL濃度を高めるのに役立ちます。子どもや10代の若者は1日60分以上体を動かすことが望ましいとされています。
- 健康的な体重を維持できるようにしましょう。
まとめ
健康的な生活は家族で取り組むようにしましょう。今、生活習慣を改善することは、現在だけでなく、ずっと先までみんなの健康に役立つのです。
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