子どもが風邪を引いてしんどそう…そんな状況になるととても心配ですよね。ただ一口に風邪といっても、発熱、咳や鼻水、嘔吐に下痢と症状は様々です。
そこで今回は、子どもが風邪を引いたとき、その症状別にどんなものを食べたらいいのかについて解説していきたいと思います。
発熱しているとき
まずは子ども本人の食欲があるかを確認しましょう。もし食欲がない場合は無理に食べさせる必要はないのですが、発熱時は脱水しやすいので、水分補給はこまめにする必要があります。
また食欲がある場合は、ビタミンB群、ビタミンC、タンパク質を摂取するのが望ましいでしょう。これからの栄養は発熱時に多く消耗するといわれているからです。
また前日に食事をしていない場合は、胃腸に負担がかからないよう、おかゆなど柔らかめの食事がおすすめです。
発熱時におすすめな食べ物は以下の7つです。
- 煮込みうどん
- 茶わん蒸し
- 豆腐(スープに入れたり湯豆腐でも可)
- すり下ろしたりんご
- フルーツを混ぜたヨーグルト
- 脂身の少ない白身魚
- スープなどにして柔らかくした野菜
咳が出ている場合
喉に負担がかかるので、熱すぎたり冷たすぎる飲み物や、辛いもの、塩辛いものは避けた方がいいでしょう。また、咳き込む場合は戻しやすいので、食事量を調節したり、消化の良いものを食べさせるのがおすすめです。
さらに、喉の粘膜を強化するビタミンAやビタミンCを摂取するのが望ましいでしょう。ビタミンCはカリンやキンカン、レモンなどに多く含まれています。他にも、保湿作用と高い殺菌効果が期待できるハチミツも有効でしょう。
咳が出ているときにおすすめな食べ物は次の4点です。
- ハチミツ
- キンカン
- 喉の炎症を抑えるイソチオシアネートが含まれる大根
- 身体を温め免疫を高めるジンゲロールが含まれる生姜
鼻水が出ているとき
鼻水や鼻づまりなどの鼻風邪のときには、鼻の粘膜に炎症が起きて、粘膜の機能が低下したり過敏になったりするので、粘膜を保護する効果がある食材を食べるのがいいでしょう。
また鼻水や鼻づまりを根本的に改善するには、身体を温めることが大事なので、発汗作用や血行促進作用のある食材を食べるのがおすすめです。
鼻水や鼻づまりにおすすめのは以下の5つです。
- 硫化アリルが血行を促進してくれるねぎ
- ショウガオールが体内を温めて免疫力を高めてくれるしょうが
- ケルセチンで新陳代謝アップが期待できるたまねぎ
- ムチンで粘膜の炎症を抑えてくれるれんこん
- ビタミンAに換わるベータカロテンを含むブロッコリー
嘔吐や下痢がみられる場合
嘔吐や下痢は胃腸と深く関係しているので、嘔吐や下痢の症状があるときの食べ物や飲み物には注意しましょう。胃腸に負担をかけないことが大切です。
例えば、油脂分の多いものや香辛料、炭酸飲料などの腸に刺激が強いものは避けた方が無難でしょう。
吐き気が強い場合は、柑橘系のジュースや牛乳は避けて少しずつ水分を補給するのがいいでしょう。白湯や経口補水液もおすすめです。
さらに、冷たい飲み物は一気に飲まないように注意が必要です。症状が落ち着いてきたら消化に良いものを食べながら、2〜3日かけて徐々に普段の食事に戻していくといいでしょう。
嘔吐や下痢のときに咳が出ているときにおすすめ食べ物なのは次の5点です。
- お粥
- よく煮たうどん(細かく刻んでもOK)
- 野菜スープなど柔らかく煮込んだ野菜
- 豆腐
- 柔らかく煮た白身魚
まとめ
子どもが風邪を引いたときには、なにを食べさせていいか不安ですよね。上記のリストを見つつ、適切な献立を考えてあげましょう。
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