日本政府が2019年に閣議決定した食育白書2018年度版によると、20~30代の若い世代で朝食を抜くことの多い人の割合が26.9%となり、前年度より3.4ポイント増加、小中学生でも増加傾向であることが判明しています。また同白書では、朝食を毎日食べる小中学生ほど、学力調査の正答率や体力テストの点数が高い傾向にあるとして、あらためて朝食の重要性を強調しており、日本政府も朝食を食べない子どもをゼロにすべく様々な取り組みを行なっています。
小学生の子どもを持つ親の立場であれば、学校でしっかり学びしっかり遊んで欲しいと思うことでしょう。朝食を食べないと調子が上がらないのでは…と心配になるのは無理もありません。
そこで今回は、小学生の子どもが朝ご飯を食べてくれないときの対処法をご紹介したいと思います。
子どもは朝10時に朝ご飯を食べたがる?
どうやら離乳食期~小学生の子どもたちは朝10時に朝ご飯を食べたがり、食欲も増加するという子どもたちも多いようです。
ただ朝10時といえば、とっくに学校が始まっていますし、給食の時間はおおよそ12時半頃ではないでしょうか。学校への行き帰り学校での勉強、体育の授業や休み時間での外遊びなどで脳みそも体力も使うことを考えると、朝ご飯を食べないのはエネルギーが足りないのではないかと不安になってしまうことでしょう。しかし、朝の時間がないときに無理やり食べさせ要とするのはこちらの体力も精神力も使うので、あまり気の進まないことかもしれません。
ですのでここは割り切って考え、朝ご飯に栄養バランスをと考えてるのではなく、少しでも食べてくれたらOKと考えてはいかがでしょうか。栄養士の中でも、1日や1週間単位で考えて栄養が摂れていれば問題ないという意見もあります。
子どもに朝ご飯を食べてもらうにはどうする?
では子どもに朝ご飯を食べてもらうにはどうすればいいでしょうか。主にできることは次の4つでしょう。
- 子どもが食べたいと思えるものを用意する
- 時間をかけずに食べられるものにする
- なるべく調理の手を加えないものにする
- 子どもが自分で用意できるものにする
子どもが食べたいと思えるものを用意する
まずはこれが一番大事でしょう。子どもの食の好みによってご飯が好きかパンが好きかもありますし、前述したように1日単位や1週間単位で栄養が足りていればいいと考えれば、まずはエネルギーが足りていればOKというもの一つの考え方ではないでしょうか。
時間をかけずに食べられるものにする
時間がない朝は食べるのに時間がかかるものは向いていません。
例えばフルーツはどうでしょうか。朝のフルーツはとても体に良いとされています。テストの朝は、チョコレートを食べるのがおすすめと言われていますが、これは糖分が脳に良い働きをするからなんですが、フルーツも同じことが言えます。
朝起きて間もなくは、血糖レベルが最も低くなっていて、頭の働きが鈍くなっています。そこに果物を食べることで、即効性のエネルギー源となって脳が活性化するのです。
なるべく調理の手を加えないものにする
トーストやご飯などは調理がほぼなくて楽でしょう。
チーズや卵、牛乳でタンパク質も摂ることができればなお良しです。トーストならチーズを乗せてチーズトーストにしたりピザトーストにしたり、卵かけご飯にしたり、簡単で栄養が摂れるものは割とありますね。
子どもが自分で用意できるものにする
小学校中学年くらいになると、簡単なものなら自分で朝食を用意できるようになるでしょう。子どもに用意させるよう試みてもいいでしょう。
まとめ
朝ご飯は難しく考えず、簡単なものでエネルギー補給することを考えましょう。
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