緑黄色野菜が苦手な子からチーズが大好きな子まで、子どもは何を食べるか非常によく識別しています。そして、好き嫌いは一般的に幼児期から始まります。
通常、好き嫌いは、早ければ2〜3歳のどこかで始まります。幼児期の子どもたちは冒険的にいろいろなものを食べ新しい食べ物を試しています。しかし、好き嫌いは2〜3歳になる頃に忍び寄ります。それでも子どもに幅広い種類の食品を食べさせる努力をあきらめないでください。新しい食品を試させるために、時間をかけて子どもにさまざまな食品に触れさせ続けることが重要です。好き嫌いといってもその行動は多岐にわたります。
しかし、ほとんどの子どもにとって、親が本気で取り組まない限り好き嫌いは自然に治るものではありません。調査によると、子どもが特定の食べ物を好きになるには、10〜20回、場合によってはそれ以上かかることもあるそうです。
ここでは、子どもがもっと積極的に食べられるようになるためのヒントをいくつかご紹介します。
無理に食べさせない
食事の時間を楽しい空間にしたいのであれば、子どもが食欲がないときに無理に食べさせたり、お皿を片付けさせたりするのはやめましょう。
無理やり食べさせることは、自分の食欲に不信感を抱かせ、空腹感を自分でコントロールできないと思い込ませてしまいます。無理に食べさせることで子どもの好き嫌いを克服できるわけではないという研究結果もあります。
少量から始める
新しい食品を大量に食べると、子どもは圧倒されてしまいます。そのような食べ物は、お皿に一口だけ載せてあげましょう。子どもは手を出さないかもしれませんが、時間をかけてこれらの食品に触れ続けることで、やがて好奇心を持つようになることが多いのです。
見知らぬ食べ物は子どもにとって怖いものです。最初は少なめに、そしていつでも追加できるようにしましょう。
食べ物について話す
食べ物の味にこだわるのではなく、色や形、食感、においなど、食べ物の見た目について話してみましょう。
また親が新しい食べ物を試して、いろいろな種類のものを食べているのを見ることで、子どもは食の幅を広げても大丈夫だと感じることができます。
好き嫌いの多い子には 「まずい」とか「気持ち悪い」といった言葉を使わせないようにしましょう。その代わり、その食べ物が実際にどう見えるか、どう匂うか、どのような味がするかを表現させるようにしてください。
家族全員が同じ食事をする
食事のとき、子どもが食べるとわかっている食べ物を少なくとも1つは皿に盛っておくと便利です。しかし、食卓にいる全員に同じものを食べるようにしましょう。
子どもは全部食べないかもしれませんが、親が食べている姿をお手本として見せることで子どもは自分もこれらの食品を試してみようという意欲がというが湧いてくるようになります。
買い物や料理を一緒にする
買い物をしているとき、子どもに野菜や果物を選んでもらいましょう。自分がコントロールしているという意識を持たせることで、食事の際にそれを試してみるかどうかに良い影響を与えます。また、野菜を洗ったり、テーブルセッティングをしたりするのを子どもに手伝ってもらうのもよいでしょう。
子どもが自分で何かをすることで、より主体性が生まれ、自分が作ったものを試すことに誇りを持つかもしれません。うまくいくときもあれば、そうでないときもありますが、子どもたちを参加させ続ければ、やがていろいろなことに挑戦するようになります。
まとめ
子どもが好き嫌いが多いと毎回の食事で困りますよね。親が好き嫌いの子どもにできる最も重要なことは、あきらめないことです。ぜひ試してみてくださいね。
参考文献
- Influences on the Development of Children’s Eating Behaviours: From Infancy to Adolescence
- ‘Finish your soup’

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