小学生の子どもに必要なビタミンは何？

子どもにとって最も重要なビタミンとは何か、いつ摂取する必要があるか、ご存知ですか？
子どもの健康的な成長を手助けするために、ビタミンは重要な役割を果たします。

今回は小学生の子どもにとって重要なビタミンをご紹介します。

そもそもビタミンとは？

多くの子どもたちと同じように、少なくとも一人の親が「ビタミンを摂るのを忘れないで！」「サラダを食べてね、ビタミンがいっぱいよ！」と言ったのを聞いたことがあるでしょう。でも、ビタミンっていったい何なのでしょう？
ビタミンとミネラルは、私たちが口にする食品に含まれる物質です。体が正常に働くために必要な物質で、成長や健康を維持するために必要です。ビタミンは、それぞれ特別な役割を担っています。

例えば

牛乳に含まれるビタミンDは、骨を丈夫にします。
ニンジンに含まれるビタミンAは、夜間の視力回復に役立ちます。
オレンジに含まれるビタミンCは、切り傷を治すのに役立ちます。
全粒粉に含まれるビタミンB群は、食べ物からエネルギーを作るのを助けてくれます。
ビタミンは水と脂に潜んでいます。

ビタミンには、脂溶性と水溶性の2種類があります。

脂溶性ビタミンを含む食品を食べると、ビタミンは体内の脂肪組織や肝臓に蓄積されます。体が必要とするまで、体脂肪の中で待機しているのです。
脂溶性ビタミンは、長い間、体内に蓄積されるのが嬉しいのです。そして、使うべき時になると、体内の必要な場所に運んでくれるのです。ビタミンA、D、E、Kはすべて脂溶性ビタミンです。

水溶性ビタミンは違います。このビタミンは水に溶けます。水溶性ビタミンを含む食品を食べると、ビタミンは体内に蓄積されません。水溶性ビタミンは体内に蓄積されず、血流にのって体外に排出されます。体内で使われなかった分は、尿の時に出ていきます。
だから、水溶性ビタミンは定着しないので、頻繁に交換する必要があるのです。水溶性ビタミンには、ビタミンC、ビタミンB1（チアミン）、B2（リボフラビン）、ナイアシン、B6（ピリドキシン）、葉酸、B12（コバラミン）、ビオチン、パントテン酸が含まれます。

ビタミンC

ビタミンCは、子どもたちが病気にかかりにくくなるよう、免疫系や呼吸器系をサポートする働きがあります。ビタミンCは歯ぐきや骨、血管など体の組織を正常に保つためにも重要なビタミンです。切り傷の治癒を助けるので、ビタミンCは重要です。また、食べ物から鉄分を吸収するのを助ける働きもあります。子どもたちは貧血を防ぐために鉄分を必要とします。

＜ビタミンCが豊富な食品＞

オレンジなどの柑橘類
イチゴ
トマト
ブロッコリー
キャベツ
キウイフルーツ
赤ピーマン

ビタミンD

太陽のビタミンと呼ばれるビタミンDは、特に成長期の子どもたちの最適な免疫システム、前向きな気分、骨格の健康に不可欠です。ビタミンDは日光に当たることで主に活性化されます。ビタミンDが不足すると、筋力低下、骨の軟化、免疫力の低下などの症状が現れます。ビタミンDは、重要なミネラルであるカルシウムの吸収を助ける働きがあります。ビタミンDは、日光に当たると皮膚で作られますが、食事からも摂取できます。

＜ビタミンDを多く含む食品＞

ビタミンDを強化した牛乳などの乳製品
魚
卵黄
レバー
強化シリアル

ビタミンB群

ビタミンBは8種類（B1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、ビオチン、パントテン酸）もあるので、混乱しがちです。子どもや若年層には、B2、B3、B6、B12に注目するとよいでしょう。
このビタミン群は、全身に酸素を運ぶ赤血球を作るのにも役立ちます。体のあらゆる部位が正常に働くためには酸素が必要ですから、ビタミンB群は本当に重要な働きをしているのです。

＜ビタミンBが豊富な食品＞