小学生の食事の椅子はどんなのがいい？食事時の考慮ポイントも解説！

子どもが食事をするときに、どこに座るかを考えることは大切です。
字を書くときと同じように、手を効果的に使えるようにするためには、安定性やバランスに影響します。また、スキルの向上だけでなく食事の時間の社会的側面にも影響を及ぼします。
忙しい多くの家族にとって、食事の時間はみんなの近況を把握したり、近況を報告し合ったりするのに最適な時間です。

食卓を囲むことで子どもは集団の一員となり、一緒に食事をすることで社会的なメリットを享受することができます。また、お箸の持ち方、お茶碗の持ち方などを見ることで、スキルの発達にも役立ちます。子どものお手本になるように、並んで座ったり、向かい合わせに座ったりするとよいでしょう。

今回は子どもが食事をするときのおすすめの椅子や食事の時に考慮すべき点などご紹介します。

安定した土台がある椅子

座面の奥行き、床からの高さ、子どもとテーブルとの高さを考慮しましょう。スツールの椅子よりも背もたれのある椅子のほうが、より体を支えることができ安定して座れます。
また、子どもと椅子の背もたれの間にクッションや枕をいれると、座面の奥行きが短くなり子どもが快適に座れます。

お箸やスプーン、フォークなどのサイズ

成長に合わせて、お箸のサイズも変えてあげましょう。また、持ち手の形状によって、握りやすさや使い心地が変わります。

飲み物のコップ

万が一落としたときのために、プラスチック製のコップを持たせることがあります。しかしプラスチックより重い素材のものを使うことで、子どもが落としにくくなるという点もあるのです。
子どものコップにマーカーで印をつけたり、模様を描いたりして、どこまで水を入れるかを目安にするとよいでしょう。

食器の種類

子どもが落としたときのために、プラスチック製のコップや皿を与えることがよくあります。しかしコップと同様に重いものを使うことで、子どもは食器の位置を意識し、また重いお皿を使うと静止しやすいので実は落としにくくなることがあります。
パスタボウルやくぼみのあるお皿は、食べ物をお皿に乗せやすくなります。お皿の色は白などコントラストがあり、食べ物が乗る部分に模様がないと、何を食べているのかがわかりやすくなります。ただし、ボウルの底に模様があると、小さな子どもにとってはお皿を片付けるモチベーションになります。

身長とテーブルの高さ

お尻にクッションを敷いたり、本を積んだりして子どもが座りやすい高さを試してみましょう。子ども用のダイニングチェアなら、テーブルの高さに合わせられ、足を乗せることもできます。さまざまなものが販売されています。
同じような体格の子どもが何人かいる家庭では、一緒に食事をすることで食事の時間をより楽しむことができます。

ソファや床に座って食事をすることが多い場合は、安定した姿勢と、食器や調理器具の操作性を考慮することも重要です。子どもが食事のときにぶつからないよう、周囲に十分なスペースを確保しましょう。