食事は家族で共有する大切な時間です。
食事は家族の絆を深め、その日の出来事をみんなで共有する機会でもあります。一緒に座って食事をすることは、多くの点でメリットがありますが、食事時間は親にとって忍耐力のテストするような非常に困難な時間になりうることもあります。
食べるのが遅いお子さんをお持ちの場合、食事が長引き、イライラすることがあるでしょう。
もしあなたが、子どもの1回の食事にかかる時間遅すぎると感じ始めているのなら、間違いなく改善することが必要です。
そこで今回はご飯を食べるスピードが遅い子どもの原因や対策について解説していきます。
まずは食べるのが遅い原因を特定する
子どもが食べるのが遅い理由はいろいろありますが、根本的な原因は何なのかを特定しなければ、どのようにアプローチしたらよいのかがわからなくなってしまいます。
例えば、子どもが虫歯になったり、歯が抜けたりして痛がり、食べるのが遅くなることがあります。
あるいは、お腹がいっぱいで、食事のタイミングを調整する必要があるのかもしれません。
このような子育ては必ずしも容易ではありませんが、少し辛抱すれば、ゆっくり食べるという問題を克服することができます。
食事中に気を散らすものを取り除く
子どもの食事のペースが思うように上がらない理由のひとつに、周りの物に気を取られていることが大いに考えられます。
もし、テーブルにゲームやおもちゃがあるのなら、この機会に片付けてしまいましょう。
食卓に楽しいおもちゃが散乱していると、食事に集中することができません。気が散る原因は気づきにくいものかもしれないので、注意深く探してみましょう。
例えば、シンプルなシリアルの箱の裏に迷路が描かれていたり、楽しい色や画像がプリントされていて子どもの気が散っている可能性があります。
もし、このようなことが原因で食事時間が遅くなっているのであれば、簡単に解決できる問題です。
問題について話し合う
子どもは自分のタイミングで1日を過ごすので、もしかしたら自分が遅いことに気づいていない可能性が非常に高いです。
そのため親が食べるのが遅い問題について言及しなければ、子どもは自分の食事のスピードが遅いことに気づくことができません。
食べるのが遅い子どもは、ただ単に居心地がよくて、急ぐ必要がないと思っているだけかもしれません。
問題について話し合い、食後に何か楽しいことをするように約束すると、子どもはやる気を出すかもしれません。
食事の前のおやつの時間や食事と食事の間の時間にも気を配るようアドバイスしています。
食事に座ったときにお腹が空いていないことも、食事に時間がかかる大きな理由かもしれません。
適切な分量を提供する
子どもの食事の分量に迷ったら、少量から始めましょう。大きな食べ物は、子どもにとって怖く感じられ食べられないかもしれません。
食べるのが遅い子には、一口で食べられるものを少しずつ与えることで、食事を終えたときの達成感を味わうことができます。
目標に達するまで、食事の量を増やしたり、量を減らしたりして子どもに合った分量を見つけてください。
まとめ
これらのアプローチを実施していると、遅い食べる人は年齢とともに徐々にスピードアップします。
今は食事に1時間以上かかったとしても、いずれ早く食べられるようになるときがきます。
食べるスピードが遅くてストレスに感じてイライラしてしまっていても、今は仕方がない時期だと思ってしまいましょう。
そして「自分も子どもも楽しく」食事をすることを心がけるようにしてくださいね。
参考文献
Ellyn Satter Institute『The Satter Division of Responsibility in Feeding』

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