睡眠

小学生の子どもの不眠症の原因と対策

 ほとんどの親は、子どもの睡眠に関する問題について考えるとき、泣いている赤ちゃんを想像します。

しかし赤ちゃん以外に多くの年長の子どもや10代の若者も、夜中に頻繁に目を覚ますなど、睡眠に問題があります。

 残念ながらぐっすり眠れないと日中の子どもの気分や行動に影響を及ぼし、学校やしつけの問題につながる可能性があります。


そこで今回は小学生の子どもにおける不眠症の原因や対策について解説していきます。

子どもの不眠症の症状

 不眠症の子どもは眠りにつくことや眠り続けるのに苦労するか、通常の睡眠時間の後に十分に休むことができません。日中は眠くなることに加えて、小児不眠症の症状には次のようなものがあります。

・攻撃性がある
・注意力が低下する
・落ち込んだ気分になる
・多動性
・過敏性
・気分のむらがある

子どもの不眠症の症状は?

 多くの子どもが十分な睡眠をとらない一般的な理由の1つは、就寝が遅すぎることです。

就寝が遅くなる理由は、親が子どもに必要な睡眠の量について知らない、または子どもがの学校や塾、習い事の宿題が多すぎるため早く眠れないことがあります。

または、子どもが電話で話したり、ビデオゲームをしたり、テレビを見たりしているだけかもしれません。

6〜13歳の子どもは毎晩約9〜11時間の睡眠が必要であり、10代の子どもは約8〜10時間の睡眠が必要であることを忘れないでください。現実的な就寝時間を設定しても、子どもがまだぐっすり眠れない場合、不眠症の一般的な原因は次のとおりです。

・不安
・喘息(咳)
・カフェイン
・うつ
・湿疹(かゆみ)
・自閉症、アスペルガー症候群(DSM-5は現在自閉症スペクトラム障害として分類されています)、知的障害などの神経発達障害
・閉塞性睡眠時無呼吸(いびき)
・悪い睡眠習慣
・むずむず脚症候群
・ADHDの治療に使用される覚醒剤、抗うつ薬、コルチコステロイド、抗けいれん薬などの薬の副作用
・ストレス

子どもの不眠症を改善する方法として処方箋がいいの?

 親は子どもの不眠症を治療するために処方箋に頼ることがよくありますが、最初から薬を頼るのではなく、睡眠を妨げている医学的または心理的問題を探すことがはるかに重要です。

 たとえば、子どもが閉塞性睡眠時無呼吸を患い、夜に大声でいびきをかき、頻繁に呼吸を停止する場合は、扁桃腺とアデノイドを取り除く必要があります。

また、喘息のコントロールが不十分なために夜間咳嗽が頻繁に起こる場合は、より強力な予防のための喘息薬が必要になることがあります。

 あなたの子どもが睡眠時無呼吸、喘息、または落ち込んでいる場合、睡眠薬を使用することが答えではありません。

非薬物治療で改善する

 原発性不眠症、または別の病状によって引き起こされていない小児不眠症の非薬物治療には、次のものが含まれます。

<div class=”simple-box1″><p>・カフェインを避ける
・定期的に運動する
・子どもが10〜20分以内に眠りに落ちない場合は、ベッドから出て読書などの静かなことをする
・週末や休日を含め、子どもが就寝して起床する時期について非常に一貫したスケジュールを設定する
・ベッドで過ごす時間を睡眠だけに制限する。つまり、読書、宿題、ベッドでのテレビの視聴はありません。
・ビデオゲーム、テレビの視聴、テキストメッセージの送信、電話での会話など、就寝時刻の30〜60分前に刺激的な活動を停止する

まとめ

 子どもが不眠症だと不安ですよね。

もし子どもの睡眠にお困りの場合は小児科医に加えて、カウンセラーや子どもの心理学者に会うことも、不眠症のほとんどの子どもたちに役立ちます。

子どもの睡眠のことで抱えている悩みを話し合うことができます。一人で悩まず、専門家の意見を取り入れて改善しましょう。

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