子どもたちにとって、スポーツで身体を動かすことはとても大切なことです。これにはおそらく多くの人が賛同するはずです。
だからこそ、子どもを持つ親や子どもを指導する先生や監督、コーチなどの立場になったときに、子どもに積極的にスポーツに向き合ってほしいと思っても、当人にはやる気がない…という場合は、対応に苦慮することでしょう。
そこで今回は、子どもがスポーツによって得られるメリットを改めて解説し、子どもがスポーツでやる気がないときの対処法について説明していきたいと思います。
子どもがスポーツによって得られるメリットとは
では、子どもたちにとって、スポーツをするメリットはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なメリットは以下の3つです。
- リズム感や運動神経が向上する
- 身体を動かしたときにケガをしにくくなる
- 身体的な機能の向上だけではなく精神的な成長が期待できる
リズム感や運動神経が向上する
子どもがスポーツをする大きなメリットは、リズム感や運動のセンスが向上することでしょう。
人間が生まれてから20歳になるまでの、筋肉や骨、神経、臓器などの発達具合を20歳時点を100%としてどの程度になるかを表したスキャモンの発育曲線というものがあります。このスキャモンの発育曲線に基づいて、子どもの運動能力が飛躍的に向上する時期を黄金期(4歳から8歳ごろまでのプレゴールデンエイジ期と9歳から12歳ごろまでのゴールデンエイジ期が存在します)と呼びます。そして、リズム感や運動神経などは、8歳までに80%、12歳までにほぼ100%発達するとされているのです。
身体を動かしたときにケガをしにくくなる
さらに全段に関連しますが、子どもがスポーツをすることで、身体を動かしたときにケガをしにくくなります。子どもが黄金期にスポーツによってしっかりとリズム感や運動神経を鍛えると、新しい動作を覚えやすかったり、スポーツで起こりうる事故やケガを防ぎやすくなります。
特に、運動不足が続くと運動機能が低下してしまいますので、日頃からスポーツに取り組む習慣が大切ということになります。
身体的な機能の向上だけではなく精神的な成長が期待できる
スポーツを通して、ルールやマナーを守る人間としての規律性、コミュニケーション能力、目標に向かって努力する力などが養われることでしょう。
スポーツを通じたコミュニケーションによって礼儀礼節を体得することにもつながるでしょう。
子どものスポーツへのやる気を高めるには
では、子どものスポーツへのやる気を高めるにはどのようなことが必要でしょうか。主にできることは次の4つです。
- スポーツをする場所や道具などをしっかり整える
- 子どもがスポーツを好きになれるように努める
- 自発的に子どもに考えさせる質問を投げかける
- ポジティブな応援に努めて過度に干渉しない
子どもがスポーツを好きになれるように努める
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、まずはそのスポーツを好きになることが、やる気を高めるには最も大切でしょう。
自発的に子どもに考えさせる質問を投げかける
「なんでその練習をするの?」など子どもに考えさせる質問を繰り返し投げかけてあげることも、子どものやる気を高める上では必要です。
ポジティブな応援に努めて過度に干渉しない
ネガティブな批判をされれば、誰でもやる気を失ってしまうもの。過度な干渉は控え、ポジティブな応援をしてあげましょう。
まとめ
子どもにやる気を出させるには、まずはそのスポーツを好きにさせ、そのあとは「結果を出したい」という気持ちを育てることが一番です。
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