食事

子どもが下痢の時の食べ物や気をつけるべきポイント

下痢とは、ゆるい便や水のような便が出ることです。

子どもによっては、下痢は軽いもので、数日で治ることもありますが下痢が長く続く子もいます。

下痢をすると、体液が大量に失われ脱水症状となり、体がだるくなることがあります。

今回は子どもが下痢をしている時の食事や気をつけるべきポイントについて解説します。

少量づつ食べさせる

子どもに少量づつの食事を食べさせます。

3回の大きな食事ではなく、1日を通して少量の食事やおやつを食べると、子どもの胃にやさしくなり、食欲を維持するのに役立ちます。

小さなお皿で少量の食事を準備し、一日をかけて子どもにそれらを与えます。

水分補給を忘れずに

子どもが脱水症状にならないよう、食事は常に水分をたっぷりと組み合わせてください。

脱水症状は、下痢の合併症としてよく知られています。子どもが脱水症状になるのを防ぐために、水分をたくさん摂らせるようにしましょう。

下痢が始まって1~2時間は普通の水を飲ませ、その後はナトリウムや他の栄養素を含む牛乳などの水分に切り替えてください。

水には糖分や電解質が含まれていないため、水の飲みすぎはよくありません。

リンゴジュースやその他の完全なフルーツジュースのようなフルーツジュースを子どもに与えないようにします。

果物ジュースは、下痢を悪化させる可能性があります。

しかし、子どもが普通の水が好きではない場合は、それに少し味を与えるために、水にジュースを追加することができます。

しかし炭酸飲料やカフェイン入りのお茶など、カフェインを含む飲み物は与えないようにしましょう。

これらも下痢を悪化させる可能性があるためです。

乳製品に問題がある場合、または乳製品を摂取した後に下痢が悪化したように見える場合は、牛乳を飲ませないでください。

食べ物の種と皮を取り除く

子どもが食べる野菜や果物のすべての種と皮を取り除くようにしましょう。

また、ズッキーニや桃などの食べ物の皮もむいてください。そうすることで子どもにとって食べ物がより魅力的で、消化しやすいものになるようになります。

下痢の時の避けるべき食べ物・飲み物

下痢のときは、揚げ物、脂っこいもの、加工食品、ファーストフード、ペストリー、ドーナツ、ソーセージなど、特定の種類の食品を避けるべきです。

ブロッコリー、ピーマン、豆類、エンドウ豆、ベリー類、プルーン、トウモロコシなど、ガスの原因となる果物や野菜は避けた方がよいでしょう。

医者に連れて行く時のサイン

もし子どもの便に粘液や血液が混じっている場合は病院に行きましょう。

これらは、子どもの下痢が、より深刻な症状である可能性を示すサインです。

子どもの便に粘液や血液が混じっていたら、すぐに近くの医療施設に連れて行き、医師の診察を受けることが重要です。

また、下痢に加えて、嘔吐、腹部のけいれん、吐き気、腹痛、高熱などの激しい症状がある場合にも注意が必要です。

このような症状がある場合は、病院に連れて行ってください。

また下痢が2〜3日以上続く場合も医師に相談しましょう。

ほとんどの下痢は2~3日で治りますが、通常の食習慣に戻るまで1~2週間かかることがあります。

下痢が2〜3日以上続き、治まらない、または良くなっていないようであれば、子どものかかりつけの医師に電話して、予約のために連れてくる必要があるかどうかを確認します。

そして脱水の症状がある場合も病院に行くサインです。

下痢の子どもは、特に水分が十分でない場合、脱水に陥りやすいです。 重度の脱水症状は以下のようなサインがあります。

・口の中が乾いてネバネバする
・6~8時間以内に排尿がない、または24時間以内に3回未満しか排尿がない
・泣いても涙が出ない
・目がくぼんで見える
・活動性の低下
・体重減少”

まとめ

子どもが下痢が続くと心配ですよね。今回は子どもの下痢の時の食事や気をつけるべきポイントについてご紹介しました。もし症状がひどく心配なときは自分で判断せずにお医者さんに相談するようにしましょう。

参考文献

National Library of Medicine「When your child has diarrhea」

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