好き嫌いをなくすために家でできる食育ってどんなこと？

あなたの子どもは、緑色の食べ物を拒否していませんか？
いつも食べているものを突然「嫌い」と言ったり、「ダメ！」と言ったりしませんか？
野菜を食べてくれないと悩んでいませんか？
一見「好き嫌い」をしているように見えても、それは子どもが成長する過程で自然に身につけた自己主張なのです。好き嫌いがひどくなる前に、食事の時間を楽しく過ごせるような工夫をしたり、どんなに好き嫌いの多い子でも、栄養価の高い新しい食べ物を毎食少しずつ食べてみるよう促したりすることができます。

今回は好き嫌いをなくすための食育についてご紹介します。

子どもと一緒に料理をする

すぐに始められる食育は子どもと一緒に料理をすることです。料理はより健康的な食生活とより良い人脈につながる重要なライフスキルです。
好き嫌いの多い子どもには、早くから料理をさせることが効果的です。「好き嫌い」の多い子どもを台所に立たせることは、特に有効です。なぜでしょうか？

①食に触れることができる

子どもが食べ物を口にするのを阻む一番の要因は、恐怖心や不慣れなことです。
ニンジンに触れたことのない子どもにとって、ニンジンは異物であり、信頼しがたいものです。冷蔵庫からニンジンを取り出す、洗う、皮をむく、鍋でかき混ぜるなど、これらはすべてキッチンで行われる「触れる機会」の一例です。そうすることで、食べ物がより身近になり、怖くなくなるのです。

②食べることへのプレッシャーがない

ニンジンを洗うとき、食べることを期待する必要はありません。子どもたちは料理のプロセスに参加し、新しいものを食べるという「怖い部分」に集中する必要がありません。
好き嫌いのある子どもには、このようなプレッシャーのない機会をできるだけ多く設けて、食べ物とポジティブな関係を築くことが必要です。このようなつながりは、将来的にこれらの食品を食べるようになる助けとなります。

③コントロールする

子ども好き嫌いをするのは、自分の体に入るものをコントロールしたいからであることがよくあります。毎日たくさんのことを決められるからこそ、子どもは自分でコントロールすることを試したくなります。そのため、子どもに食べ物の選択をさせることで、食べるか食べないかに大きな違いが生まれます。
一緒に料理をすることで、よりコントロールできるようになります。子どもたちは、料理に何が入っているか、どのように作られているかを見て、調理に参加します。料理することで、最終的な出来栄え（味）に対してより強い関心を持つようになるのです。

④楽しい

子どもたちは、大好きな大人が毎日やっている仕事を真似したり、一緒に参加したりするのが大好きです。大人と一緒に料理をすることに楽しさを覚えるのは、その大人の責任を果たすことが特別なことのように思えるからです。
料理に加えるスパイスの匂いを嗅ぎながら、それが何なのか、どこから来たのか、どんな味なのかを説明してください。もしかしたら、その情報がきっかけで、お子さんがその料理を味わうようになるかもしれません。

庭で野菜を育ててみよう！

ガーデニングは、楽しく気軽に始めやすい活動で好き嫌いの改善につなげることができます。庭で食べ物を育てた子どもは、野菜や果物を食べる可能性が高くなります。さらに、ガーデニングは食べ物にまつわる自信と快適さを高めるので、好き嫌いの多い子どもが新しい食べ物を試したくなるきっかけにもなります。
好き嫌いの多い子どもと一緒に食べ物を育てることは、食卓で拒否されるような食べ物に興味を持たせる、クリエイティブで効果的な方法なのです。
アボカド、トマト、ハーブの栽培あら簡単に始められるのでおすすめです。