2019年12月初旬、中国の武漢で新型コロナウイルス(COVID-19)が確認されてから、世界的なパンデミックへと発展しました。
世界の多くの国はロックダウンという措置を取り、経済的な大打撃を受けながらも、何とかパンデミックを抑え込むために全力を尽くし、日本もロックダウンではないものの、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を取りました。小学生もマスクを着けて登校し、不要な外出を控えるなどして外で遊び回ることができない日々が続きました。
しかし、2022年3月21日をもって18都道府県に出されていたまん延防止等重点措置は解除され、よくやくもとの日常が戻ってきました。約2年4ヶ月ほど、住んでいる地域にもよりますが、運動不足になりがちな状況が続いたことになります。これは、実際のデータにも現れています。スポーツ庁が2021年12月に発表した2021年度の全国体力テストの結果によると男子の全8種目の合計点の平均値が過去最低となりました。
そこで今回は、この全国体力テストがどのようなものなのか、そして2021年度のテストの結果はどのようなものだったのか、それを解消するための方法について解説していきたいと思います。
全国体力テストっていったいなにをやるの?
全国体力テストは、スポーツ庁が基本的に毎年実施している全国の子どもたちが受ける体力テストです。対象年齢は小学5年生と中学2年生となっています。種目は次の8つです。
- 握力
- 上体起こし
- 長座体前屈
- 反復横跳び
- 20mシャトルランもしくは持久走
- 50m走
- 立ち幅跳び
- ソフトボール投げもしくはハンドボール投げ
2021年の全国体力テストの結果はどうだったの?
前述したように、2021年度の全国体力テストの結果によると男子の全8種目の合計点の平均値が過去最低となりました。女子も過去最低ではなかったものの、小学生は過去2番目の低さとなっています。また男子も女子も著しく右肩下がりで点数が落ちていることがグラフから読み取れます。スポーツ庁はここまで点数が下がっている理由について、4つの理由を述べています。
- 新型コロナウイルスの影響により運動時間が減少したから
- 学習以外でテレビやスマートフォン、ゲームなどのディスプレイの視聴時間が増加したから
- 運動不足による肥満の子どもたちが増えたから
- 体育の授業以外で体力向上を目的とした取り組みが減ったから
解決するにはどうしたらいいの?
では、この子どもたちの体力低下を改善していくにはどうすればいいのでしょうか。
基本的には、子どもの運動時間を増やすことがもっとも有効な方法ではないでしょうか。運動の時間を確保するには、一人で家でもできるような運動をするところから始めて、運動の習慣をつくっていくのが最適解ではないでしょうか。
今は新型コロナウイルスの影響による、子どもたちの運動能力低下を解決すべく、子ども向けのオンライン運動教室がブームになりつつあります。オンラインの運動教室であれば、移動時間もかからず家でできますし、近くに運動教室がない場所からでもインターネット環境があれば受けられるというのもメリットになります。マンツーマンで実施しているところもあり、運動に苦手意識を持っている子どもでも自分のペースで取り組むことができるでしょう。
まとめ
子どもたちがしっかりと運動することは、筋肉や骨を丈夫にして肥満などにならないようにするなど健康を守ることにつながります。またそれだけではなく、集中力や忍耐力を育むなど精神面でも様々な効果が期待できます。
運動不足にならないように気をつけましょう。
参考文献

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